個人事業主であるご依頼者様が、『コロナ禍において、会社の事業資金の融資を受ける前に、過去の全ての借金を時効援用で消したい』と当サポートにご相談いただきました。

コロナ禍において会社の経営が厳しくなり、ご依頼者様は事業資金の融資を希望されていました。しかし、過去の借金が残っていると融資を断られるのではないかと心配になられて、融資を申込む前にジャックス債権回収サービス・セディナ債権回収・アビリオ債権回収・アイフルの借金について時効援用をご依頼いただきました。

セディナ債権回収・アビリオ債権回収・アイフルの時効に関しては別の事例でご説明していますので、今回はジャックス債権回収サービスの時効援用をご説明いたします。

ちなみに、ジャックス債権回収サービスはジャックスが100％出資した子会社です。

ご依頼者様は10年以上前にジャックカードでショッピングとキャッシングをされたのですが、ほとんど返済していなかったとのことです。

ジャックスからの催告書を無視しているとジャックス債権回収サービスから『ジャックスから債権を譲り受けた（買取った）ので返済してほしい』と書かれた催告書が届くようになったとのことです。

ところで、ジャックスなどのカード会社の残債は時効になるのでしょうか？

結論は、消費者金融と同じ、消滅時効の3条件

①5年以上、一度も返済していない

②5年以上、一度も連絡していない

③10年以上、相手業者から裁判を起こされていない

を満たしてると、あとは時効援用の手続きさえすれば借金・残債は延滞金を含め全て返済しなくてよくなります。

催告書に記載されている『弁済期・支払予定日』の日付から5年以上経過していれば時効の可能性があります、もし記載がなくてもご記憶で5年以上返済していないのであれば時効で消せる可能性があります。

ちなみに、届いた催告書に、「住所／氏名／連絡先／一括・分割支払いを希望する」を記載して返信するようにと書かれた書面が同封されている場合があります、もし返信してしまうと時効援用できなくなる可能性があるので注意してください。

ご依頼者様にお話しを伺うと上記3条件はほぼ間違いなく満たしているとのことでしたので、早急に時効援用手続きのご契約を結び、時効援用の内容証明を発送しました。

約2週間後、ジャックス債権回収サービスからご依頼者様に『時効中断事由はなく時効は成立しています』と記載された回答書が届いたので今回も時効で解決することができました。

また、今回アイフルからは時効援用後には何も書面が届かなかったので、時効が成功したかの確認のため信用情報を開示すると時効で処理されたことも確認できました。

ご依頼者様からは『依頼してから約1カ月で全ての借金を消すことができて嬉しいです。これで融資してもらえる希望が持てました』とのお言葉を頂きました。

ご相談当初は、会社のことを心配していることがお声から伝わってくる感じでしたが、時効援用後はかなり元気なお声で話されてたので当職も安心致しました。

ジャックス債権回収サービスから督促状が届いたら、知らない会社だからといって無視せず、5年以上放置している場合は早めに時効援用を検討してみて下さい。

2021/5/25　東京都/男性

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