約20年前に武富士から借金をし、全く返済をしていない状態が続いていたところ、引田法律事務所から250万円の返済をもとめる内容の受任通知が届いたので「時効援用をすれば返済しなくてよくなりますか？」とご相談いただいた事例。

弁護士事務所から書面が届くと、びっくりしてパニックになってしまう方が少なくないと思います。

今回のご依頼者様も、書面が届いてすぐにご相談のお電話をいただきましたが、弁護士から書面がきたので、かなり動揺されているご様子でした。

弁護士から書面が届いても時効の条件を満たしていれば時効援用は出来ますので、まずは落ち着いて書面の内容を確認してみましょう。

ちなみに武富士は倒産したので返済する必要はないと思われている方も多いと思いますが、武富士の借金は株式会社日本保証という会社に引き継がれており、引田法律事務所が日本保証から委任を受け借金の回収業務をしています。

 

引田法律事務所からは『受任通知書』『通知書』『確認書』等のタイトルで書面が届きます。

届いた書面には、連絡期限として1週間程しか猶予が与えられていないですが、焦って引田法律事務所に電話をしてしまうと時効で借金を消せなくなる可能性があるので注意が必要です。

ちなみに、引田法律事務所は頻繁に電話をかけてくることで有名です。万が一、電話に出てしまった場合は、「支払いに関すること」「現在の職場」「現在の収入・支出」などは絶対に話さないことが重要です。

引田法律事務所から書面が届いたら『支払の催告に係る債権の弁済期』の日付を確認してみて下さい、その日から5年以上経過していると時効消滅の可能性があります。

ただし、5年以上経過していない場合でも時効援用が可能な場合もありますので、あきらめず専門家にご相談ください。

 

武富士などの消費者金融やクレジット会社などの消滅時効の条件は次の3つです。

①5年以上、一度も返済していない

②5年以上、一度も業者と連絡していない

③10年以上、相手業者から裁判を起こされていない

当サポートにて届いた書面を確認させていただき、ご依頼者様に借入からの状況をお伺いしたところ3つの条件は満たしているとのことでした。

ただ、過去に裁判をおこされていた場合は時効不成立になる可能性があることを説明させていただいた上で、手続き依頼のご契約をしていただきました。

ご契約後、早急に引田法律事務所に消滅時効援用の内容証明を発送しました。

時効の成立を確認するため、約1か月後、信用情報（ＪＩＣＣ）を開示すると日本保証の情報が削除されていたので無事時効で解決できたことを確認することが出来ました。

ちなみに引田法律事務所は時効が成立している場合、書面の郵送はしてくれませんが、信用情報を後日開示することで時効成立の確認をすることが出来ます。

弁護士からの請求だったので、お客様はかなり不安になられていましたが、「250万円を返済する必要がなくなり、これから安心して生活できます。また思ったより短期間で解決出来てよかったです」とのお喜びのお言葉をいただきました。

 

怖くなり督促状を見ないで捨ててしまうこともあると思いますが、借金は放置していると延滞金が日々増えていき、ますます精神的に参ってしまうお客様も多くいらっしゃいます。

残っている古い借金が気になられる方は一度専門家にご相談ください。

 

2019/12/3  大阪府/男性

1案件：20,000円（税別）～

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