お客様が住宅ローンを申込んだところ審査に落ちてしまいました。
そのときに、金融機関から「信用情報にキズがあるので調べてみては」的なことを言われたので、ご自身で信用情報(JICC・CIC)を開示されたところ、アイフル・新生パーソナルローン(シンキ)・日本保証(武富士)など合計6社の延滞情報が載っていました。
「住宅ローンの審査に通るため時効援用をしたい」とご相談頂いた事例。
「自分はブラックリストに載っているからローンが組めない」「ブラックリストから外してほしい」「ブラック情報を消したい」という相談をいただく事が多いです。
借金を滞納するとブラックリストに載ってしまうと思われている方が多いと思いますが、実際には、ブラックリストというものは存在しません。
住宅ローンを組んだ、スマホを分割購入した、クレジットカードを作成した、消費者金融から借金をした等の場合、皆さん等しく、信用情報機関というところに契約内容の一部が登録されます。
日本には信用情報機関は3つ(JICC・CIC・KSC)あります。
3つの機関で登録されている業者が異なります。
例えば、アイフル・アコム・プロミス等から借金をすると、JICC・CICの2つの機関に登録されます、また昔の武富士(現日本保証)で借金をしている方はJICCのみに登録されています。
契約後、滞りなく返済されていると問題ないのですが、数回又は数ヶ月連続で返済期日に支払をしなかった場合に、「延滞」「異動」等の情報が登録されてしまいます。
この「延滞」「異動」の情報が一般的に事故情報(ブラック情報)と呼ばれるものです。
信用情報に上記事故情報が登録されている状態では、スマホの分割払い・車のローン・クレジットカード・住宅ローンの審査等に通り難くなりますので、将来ローンを申込みされる予定がある方は、ローンの申込をされる前に、事故情報を抹消することをお勧めいたします。
では、事故情報をキレイにするにはどうしたらいいでしょうか?
結論から言いますと、「返済」するか「時効援用」の手続きをするしかありません。
もし5年以上返済していないのであれば時効の主張が出来るかもしれません、時効援用により時効が成立すれば、返済する必要もなくなり、督促状も来なくなり、さらに信用情報もキレイになります。
今回のケースにおいて、お客様が開示された信用情報の登録情報から、延滞期間が12年以上あることが判明し、お客様のご記憶でも
消滅時効の3条件
①5年以上、一度も返済していない
②5年以上、一度も連絡していない
③10年以上、相手業者から裁判を起こされていない
を満たしている可能性が高いと思われました。
ただ、過去に裁判をおこされていた場合は時効不成立になる可能性があることを説明させていただいた上で手続き依頼のご契約をしていただきました。
ご契約後、即時6社に時効援用の内容証明を発送いたしました。
約1か月後、再度、信用情報を開示したところ、すべて時効で処理されていることが確認できました。
また、業者によっては、「時効援用により債権が消滅しました」という内容の書面を郵送してくれるケースがあり、この場合も時効が成功したことが分かります。
時効援用の3か月後、お客様が再度、住宅ローンを申込まれたところ無事審査に通られて念願のご自宅を購入されました。
ご自宅購入後も複数の債権回収会社から督促状が届きましたが、すべて時効で処理することが出来ました。
債権回収会社への支払義務が残っていたとしても、債権回収会社は信用情報に載らない(債権回収会社に延滞してるという情報は信用情報に登録されません)ので、住宅ローンの審査に影響しなかった(審査に通った)と思われます。
お客様から、「どうしても購入したい物件だったので今回依頼して良かった」とのお言葉をいただきました。
当サポートも微力ながらお力になれてよかったです。
将来ローンを組みたいけど借金を放置されている状態の方は消滅時効の援用で早期解決できる場合があります。
消滅時効の援用と信用情報を専門とする当サポートはこのような問題の解決も得意としておりますので、よろしければ一度ご相談ください。
お力になれればと思います。
2020/1/20 東京都/男性
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