ご依頼者様は3か月後に結婚を控えていましたが、ａｕの携帯料金を延滞していることについては結婚相手に秘密にしていました。

延滞していることを結婚相手にバレたくないので「何とか結婚までに解決したい」とご相談いただいた事例。

「結婚前に過去の借金を清算するため時効援用をしたい」とご相談いただくことが多いです。

逆に結婚直後に突然督促状が届いたので慌ててご相談いただくケースもあります。

ご依頼者様も結婚直前までａｕの延滞は気にならなかったそうですが、もし結婚後に督促状が届いてしまうと結婚が破綻するのではないかと心配になられたそうです。

結婚まであまり時間がないので、早急に手続きを進めていきました。

 

まず、ご依頼者様に、次の消滅時効の3条件を満たしているかお聞きしました。

①5年以上、一度も返済していない

②5年以上、ａｕに一度も連絡していない

③10年以上、ａｕから返済を求める裁判を起こされていない

ご依頼者様のご記憶では②③の条件は間違いなく満たしているとのことでしたが、①の条件を満たしているか分からないとのことでした。

①の条件は、最後に返済してから5年経過している必要がありますが、5年経過しているかどうかのご記憶が曖昧でした。

ですので『最終返済日』を確認するために、ご依頼者様に信用情報（ＣＩＣ）を開示いただくようお伝えいたしました。

約1週間後、ご依頼者様に開示情報が届きましたので当職で確認させていただくと、ａｕ（ＫＤＤＩ）の最終返済日は5年10か月前になっていましたので、①の条件も満たしていることがわかりました。

 

ただ、信用情報には、ご依頼者様も忘れていた楽天カードの延滞情報も載っていました。

楽天カードについて、過去には督促状が届いていたらしいのですが、内容を見ずに捨てていたので完全に忘れていたとのことです。

この際なので楽天カードも同時に時効援用することになりましたので、楽天カードについても時効の3条件を満たしているかお聞きしたところ、間違いなく大丈夫とのことでした。

急ぐ必要がありますので早急に時効援用の契約をさせていただき、即ａｕ（ＫＤＤＩ）と楽天カードに時効援用の内容証明を発送いたしました。

時効援用が成功しているかどうか確認のため、1か月後に信用情報を再開示していただくと、２社とも時効で処理されたことが確認できました。

ご依頼者様からは「何とか結婚までに間に合ってよかった、結婚相手に隠し事があって悩んでいたけど、これでスッキリしました」とのお言葉をいただきました。

 

今回のケースにおいては、ご相談から信用情報の再開示（時効成功の確認）まで約1か月半で完了することが出来ましたので、何とかご依頼者様のご結婚までには余裕をもって解決することができました。

当職も微力ですがお力になれて良かったです。

何かきっかけができるまで借金問題は放置されがちです、いつかは解決しないといけない時が来ますので、時効の条件を満たしている場合は早めに時効援用の手続きをなさることをおすすめします。

2020/9/25　青森県/女性

1案件：20,000円（税別）～

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